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■タイトル/ある日RCと旅に出た。やはりこのヒトたちは、どこかおかしい もりあがり北海道ツアーまるっきりルポ ―キヨシロー雪景色にブツブツ言う― 1月28日、羽田空港にあらわれたRCサクセションは、全員、ボッテリ防寒ルック。清志郎なんか耳あて帽子にモヘアのセーター、その上皮ジャンという重装備だ。 12時45分出発。2時間後に札幌到着。「寒い、寒い」を、連発しながらバスでホテルに向かう。「すげえ雪だなぁ。こーゆーとこに住んでるやつの気が知れないぜ」清志郎は、ブツブツつぶやきながら、ひたすらあきもせず、外の景色を見てる。他のメンバーも外見たり、ときどきポツリと話たりするくらいで、ほんとにこの人たち、あの白熱のステージやるRCサクセション?と思うほど静かで平凡な人たちなのだ。 「うん、誰もわかんないみたいね。町ン中歩いていても、誰も気がつかないね。変装に自信があんだ」と、清志郎。サインなんかするの?「あったりまえだあー」ふいに胸をはるチャボ。「オレ達、外じゃ親切なんだからぁ」うーん、どこかアンバランス。やっぱり少し変わってるンだ。安心した…。 ホテルに着いて一休みした後、食事に。これが全員すさまじい食欲。清志郎がたいらげたメニューは、肉ジャガ、ほっけ、じゃがバタ、イカソーメン、焼きガニ!48キロのゴンタ2号も、普通の人の2倍から3倍を食べるというより、胃の中へほうりこむって感じ。そして、どぶろくの回し飲みだ。チャボとゴンタ2号は2升をペロ、だもんね。 それにしても、どうもみんな口が重い。もう少し飲ませて、口を割らせようと、飲みに誘うと、清志郎が言う。「ぼく、セツナ的な盛り上がりは嫌いなんだよね」でもって、スタスタと帰っちゃう。こりゃ、かなりおかしい! 翌29日は、1時過ぎから公開録音コンサートの会場のSTVホールでリハ。清志郎は、長グツはいてステージにあがってきた。「きのう、1980円で買ったんだよ。もう、どこでも歩けるんだぞォ〜」さっそくメンバーからいただいたアダ名が「北海道の牧場オジサン」まさに、ピッタシ! 「北海道って、去年の夏に来ただけだしさ、なんか、フォークってイメージが強いじゃん。お客さんも、すごくおとなしいって聞いてるしさ…」もしかしたら、全然ノッてもらえないんじゃないかっていう、弱気の発言。 けど、とくに不安そうでもなく、タンタンと、それなりの緊張感を漂わせて、およそ1時間のリハーサルを終わった。出番まで、あと3時間だ。 ―静かなる楽屋にて静かなる男たち― 楽屋へ戻ると、清志郎には、サインの仕事が待っていた。ドサッとおかれた100枚ほどの色紙に!「Year!キヨシロー」これが、基本パターンで、「Oh キヨシロー」、「Hey キヨシロー」とか、とにかく、100枚全部違ったサインなのだ。この異常な凝り性も、あの狂ったようなステージにつながる…? サインの間、地下の食堂へ行っていたほかのメンバーが帰ってくる。清志郎のサインは続く。開演まで、3時間。メンバーは外出するわけでもなく、思い思いに時間つぶしだ。 チャボは、大好きな、キース・リチャードと同じ2本のギターをひたすら弾く。気持ちよさそうな顔。そういえば、古井戸時代からチャボは時間さえあればギターを持っているギター少年だ。でもどうして、チャボっていうニックネームなの? 「昔ね、バンドの仲間で、アダ名つけんのがはやったんだ。でさ、ほんとは、ジョニーとかつけたかったんだけどさ(笑)『チャボ』って、響きが甘いんだよね」いかにも、人のよさそうな笑顔を見せた。 ベースのリンコさんは、リハで切った弦を取りかえている。その隣で、これは、もう無口の極地って感じのドラムスの耕造氏、雑誌を開いている。外見は、すっごくクールで、とっても、いい男に見えちゃうんだな。「あれっ、コーちゃんが雑誌読んでるの見ると、いつもヌードのページだ」横からチャボのスルドイ指摘!「ンなことないよ」耕造氏、実に、ひさかたぶりの一言でした。 それにしても静か。なんかネジの切れちゃったお人形みたいな、そんな感じ。ようやく楽屋がざわつきだしたのは、着替えと化粧が始まってから。「化粧品、何?」と、好奇心いっぱいで聞くと、清志郎は「資生堂で固めてんだ。オレ、ブランド志向だもん」 着替え終わって、ウロウロしているリンコさんに、「なんかおかしいよ。服が逆。ウラオモテ」初めての大きな笑い声。 ―突然、目覚めるライブ野郎たち― 7時20分。「そろそろですっ」の声がかかる。みんな準備OKなのに、ひとり清志郎だけは、大鏡の前で、立ったり座ったり、首をかしげたり、ポーズをとったり…。「いつもそうなんだよ。2時間はかかるね」とチャボ。 「さあ、行こうか」輪を離れた瞬間、清志郎とメンバーは、あのネジ切れ人形から、まごうかたなきRCサクセションに変身していた。あまりのみごとさに、見ていた記者の体は、ゾクゾクッとしたのです。 ステージのソデで行くと、早くも会場からは、「キヨシロー!」、「チャボ!」の絶叫だ。メンバーが心配していた入りは、バッチリだ。 清志郎をのぞく4人がステージに飛び出す。拍手と大歓声の中チャボが、「yeah!RCサクセションです、よろしく!」「北海道久しぶりの来日です。yeah!OK!カモン、リンコ、ワッショー!」リンコのベースでオープニングの「よォーこそ」がはじまる。 清志郎が飛び出す。会場がグワーンとうなって、みんな総立ちだ。のっけから、すさまじい熱狂ぶり。「Oh!札幌はなんか、フォークってイメージが強くて、ロックがいまいち盛り上がんないって聞いたけど、こーんなに盛り上がっててんじゃねぇかよォ。どっちみち、ラジオのやつなんて、(流行から)遅れたやつが多いだぜえ〜」ラジオの公開番組に招待された人を爆笑させる。あとは、一気に歌いまくる。「エンジェル」有線で放送禁止になった「ボスしけてるぜ」…。 男女半々ぐらいの客席は火をふくような興奮!ヒット曲の「トランジスタラジオ」1度は、LPが廃盤になりながら、吉見祐子さんが中心になって「廃盤再発売委員会」を結成。ふたたび陽の目をみたきわめつけの名曲「スロー・バラード」「雨上がりの夜空に」のあと、予定外のアンコール曲「ステップ」、「エネルギー」 もはや理性もなにもない、全員、ステージを走り回りのたうち、バックのサックスをひきずりだして襲いかかる。まさに、ソーゼツ! 終わった…。燃えに燃えた1時間半のステージ。清志郎の化粧は、汗でほとんど流れ落ちていた。 ■早々と廃刊となってしまった、日本初のロック専門雑誌「ヤングロック」(まぁ、ニューミュージックと呼ばれる人たちも載っていましたが)マイナーでは、この雑誌にRCが載り、そして、メジャーな雑誌「週刊セブンティーン」(集英社)は、いち早くRCを取り上げた雑誌だったと思います。後年、ライブのパンフに集英社の記者の人のコメントがあったので、推測ですが、この記者の人がRCのファンだったのだと思います。それも昔からの。だから、チャボがいた「古井戸」のことも知っているのだと思いました。いち早く載せてくれて、その後もたびたび「週刊セブンティーン」に載っていました。 この記事は、坂本龍一とのコラボ前で、ブレイクしていく途中のいきおきのあった頃のRCです。 「ボスしけてるぜ」は、「若者の勤労意欲をそぐ」との理由で、有線で放送禁止になった記憶があります。またLPの再発売とは「シングルマン」のことです。 時期が時期だけに、記事の内容からも、若かったRCたちのメンバーの様子がうかがえて、Romっていて楽しい記事だと思いUPしました。 ※ブログ素材画像使用サイト様/http://www.wallpaperlink.com/bin/photofloristry3.html |
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これぞ、わたしが中学生の頃夢中だった、若き日のRC!!!素顔の可愛らしさも、大きな魅力だったんですよね〜 |
Keiko 2008/07/19 07:38 |
Keikoさん、お久しぶりです☆= |
管理人の紅弥(べにや) 2008/07/19 10:22 |
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