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help リーダーに追加 RSS ■清志郎インタビュー8「音楽専科」(1980年/2月号)

<<   作成日時 : 2008/06/20 03:40   >>

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―R&Bがルーツだけど、パンクと呼ばれるのは、僕らがオリジナルだからさ―

■10年以上のキャリアを持ち、その存在は、知る人ぞ知るRCサクセション。今、マイナーからメジャーへの飛翔にチャレンジ。その心境をRCサクセションの雄、ヴォーカルの忌野清志郎に聞いてみた。

Q:この間、ステージ観たら、新聞持ってやってたでしょう。よく、使うんですか?

清志郎「よくやりますよ。いろいろ、その辺にある身近なものを使って」

Q:あなたの歌はステージアクトほど、そんな翔んだ内容じゃないよね。どんな歌を歌いたいの?

K「大きく言えば、ラヴ・ソングかなあ。ラヴ・ソングって、今まではカタチが限られているでしょう。男と女のかかわりだけじゃなくて、いろんなモノとか、そういうものを含めたところのね」

Q:今、1番興味あることは?

K「そうですね。自分たちが少し話題になってきたところに興味ありますね」

Q:もう何年になるの?

K「最初、結成した時から入れると12年になりますね」

Q:今までは、マニア向けのバンドでしたよね。チャーなんかいつもステージ観に来てるし…」

K「そういうつもりはなかったけど…」

Q:10年以上になるんだから、過去のことなんかこだわってる?

K「いやぁ、あんまり得意じゃないんですよ。何か、覚えてないんですよね。全然、10年以上やった事に、何とも思ってないし、時間というのは、自分の意志とは関係なく、どんどん過ぎてゆくでしょう」

Q:今まで、1番、衝撃的だったことは?

K「やっぱ、最初にサム&デイヴの日本公演を観た時、立った鳥肌が1番でしたね。その後、ジェイムス・ブラウンを観た時も鳥肌が立った。ライヴって、すごくよいものなんだなって思いましたね」

―サム&デイヴを観た時の鳥肌が…―

Q:音楽のルーツは、黒っぽいものなんですねぇ、やっぱり

K「そうなんですよ。僕の歌を聴いてもらえればわかると思うけど…」

Q:日本人の体質に合うか合わないかってところは、やり始めた当時どうだったのかな?

K「そこまで頭よくないんですよ。無我夢中で。最高なんだって感じで、バリバリやってきただけだから…。いつも100%の力で、やってるから」

Q:リズムなんか、スピード感あるし、ステージングも今風なパンク的要素もあるようなんだけど…。

K「リズムが良くなって、みんなオリジナルだから。色んな人の影響は受けたけど、ジェイムス・ブラウンとか、ミック・ジャガーとか、オーティス・レディングなんかのステージングにね。パンクってことには、あんまり意識してないけど、セックス・ピストルズはショックでしたけどね」

Q:どういうところで?

K「爆発してるでしょう。僕の好きなのは、みんな爆発してるんですよね」

―外に出るにはエンタが必要だ―

Q:最近ねぇ、RCってニューウェイヴのバンドじゃないかって、見られてるけど…、一部では

K「そうですね。あんまり仲間に入りたくないんですよ。僕ら、ロックン・ロール…R&B、R&Bロックンロールだから」

Q:僕なんか、3回ほどステージ観てるけど、構成がマンネリじゃないかなぁって気がするんだけど…。

K「ワンパターンの追求ですよ。それに、今は色々考える時期じゃないし、先しかないわけだから。今、始まったばっかなんだって、つもりでいるんですよ、バンドとして」

Q:よく10何年もやってるなぁって気はない?

K「いやぁ、全然ないですね。よく活動やってきたかっていったら、まったく出来てなかったから。前にも言ったけど、時間がとおり過ぎて、ハッと思ったら、28だったり。そんなバカな事は、時たまあるんですよね。だから、もっともっと濃厚にしないとまずいじゃないかって思います。歌ってることなんかも」

Q:RCみたいなイントロで始まるバンドって、日本にはあんまりいないよねぇ。その辺で、エンターテイナーって部分はどう思うの?

K「僕はエンタといつも言ってるんだけど、それが必要だと思いますよ。エンタのカタチをとるのが、1番外に出やすいですよ、自分自身が…」

Q:今、あなたが日本で信頼できるアーティストや音楽は?

K「チャーのサイド・ギターのリズム感とか、春日広文の持ってるリズム感とか、金子マリの歌とか、やり続けている姿勢とかね。バックス・バニーも好きなんですよ」

Q:同じ、黒っぽいルーツを持ってるバンドもたくさんいるけど、ライバル意識はないの?

K「それはない。というのは、ほとんどの人がコピーに終わってる段階だと思うね。僕たちがパンクだって言われるのは、あんまし、R&Bなんていわれないけど、自分たちのオリジナルだからだと思うね」

―みんな頭が悪い。もっと企画するべきだ―

Q:話変わるけど、バラードも好きみたいね。R&Rの曲より好きなのかなぁ

K「う〜ん、最初はそうだったんだけど、ライヴ・ハウスに出るようになって、客ノセ作業として、絶対に、R&Rは必要だと思って、やり始めたんだけど、最近はR&Rのスゴさみたいなものがわかっちゃってね。だから、好きですよ」

Q:話は戻るんだけど、途中で挫折して、やめようと思ったことあったでしょう?

K「ありましたね、全然売れないから、やめて他の事やって、その社会に出た経験にもとづいて、また30ぐらいになったら、歌おうかって思ってた」

Q:食えなかったでしょう。悪い想像だけど、また、そういう不遇な時代がやってきたらどうする?

K「そういう負け犬みたいな生活って、好きなんですよ。カッコ良いと思っちゃうんです。また、おっこちゃったよって感じでね」

Q:あなたが見た日本の現状はどうですか?

K「やっぱり、みんなまだ活字に頼って聴いてるふしがあるみたい。やってる方は、頭が悪いと思う。僕なんか、その権化だけど、もっと色んな企画をやって、歌謡界に負けないぐらいね。ステージングも、もっと、研究したい」

Q:頭より、金の問題かも。

K「そりゃ、言えてる。だから、僕はミュージシャンとして一生やっていくつもりだけど、夢の中では、経営者としても、やっていきたいんですよ。まだ、発表の段階じゃないんだけど…」

Q:最後に、今後の予定は?

K「1月25日にシングル「雨上がりのサンバ」を出します。LPは、6月ごろまでには出したいと思ってます。1月後半から、新宿ロフトで、ギンギンにやりますよ」

■後記/もしかしたら、これがわたしが1番持っている古い記事かもしれません。「雨上がりのサンバ」って、最初は、そういうタイトルだったのでしょうか?

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コメント(3件)

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「男と女のかかわりだけじゃないラヴ・ソング」「いつも100%の力でやってるから」「エンタのカタチをとるのが、1番外に出やすいですよ、自分自身が…」「そういう負け犬みたいな生活って、好きなんですよ。」
いつもながら、いちいち言葉が素晴らしいです。インタビューを読ませてもらうと、清志郎という人間から出てくる歌が素晴らしいのは当然、という気がします。感動!!
Keiko
2008/06/20 16:51
大事な事を忘れていました。。。
「雨上がりのサンバ」、これはサンバ調だったのでしょうか?もしそのまま世に出ていたら、その後のRCの展開も変わっていたのでしょうか?ものすご〜く気になります、このタイトル。。。(笑)
Keiko
2008/06/20 18:05
Keikoさん、コメントありがとうございました(^^)

清志郎って、昔はともかくも、ベンツに乗っていた時期もあるし、でも、最近の歌なんかだと、物質的なものなんかいらない、くだらないって歌っていて、歌詞のWミーニングもそうでしたが、歌の世界が広いですよね。リリー・フランキーが、「夢助」の時のドキュメント番組でのコメントで「母性を感じる」と語っていましたが、やっぱり、わたしは「父性」を感じます。やはり、長い独身時代を経て、結婚して子供を持った事が、今の清志郎の個性になっていると思います。

「雨上がりのサンバ」これ、読み間違いじゃないんですよん。ホントにそう印刷されていました。ホント、サンバ調だったら、どうなっていたのか、わたしも気になります(笑)
管理人の紅弥(べにや)
2008/06/20 22:43

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